ここでは、文字列を置換することができるREGEXP_REPLACE関数、文字列を連結させることができるCONCAT関数について紹介します。
これを利用することで、LookerStudioのレポートの視認性を高めたり、パラメータなどがついて個別にカウントされてしまうURLをまとめることができます。
任意の文字列を削除(除外)する
URLからドメイン以前を削除する
URLをドメイン部分、その後のパス部分に分解し、2番目のグループ(パスの部分)だけを返すようにしています。指定には正規表現が使えます。
例えばSearch ConsoleのLanding Pageディメンションでは、デフォルトでhttps://を含んでいますが、これを削除することができます。
実行前:www.aaa.jp/bbb/ccc/ → 実行後:/bbb/ccc/
構文
REGEXP_REPLACE([変更したい対象] , “(文字列1)(文字列2)” ,”¥¥1 ¥¥2″)
例
REGEXP_REPLACE(ページ , “(www.aaa.jp)(.*)” ,”¥¥2″)
URLから「index.html」やパラメータを削除する
不要な文字列を指定し、置換後の文字列を空白にすることで削除することができます。指定には正規表現が使えます。
実行前:/bbb/ccc/?=prm → 実行後:/bbb/ccc/
構文
REGEXP_REPLACE([変更したい対象], “削除したい文字列”, “”)
例
REGEXP_REPLACE(ページ, “(¥¥?|index.html).*”, “”)
任意の文字列に置換する
実行前:/bbb/ccc → 実行後:/bbb/ccc/
以下の例では、正規表現で対象文字列の末尾に「/」がついていなかった場合に「/」を追加するようにしています。
構文
REGEXP_REPLACE([変更したい対象], “置換前の文字列”, “置換後の文字列”)
例
REGEXP_REPLACE(ページ, “^(?!.*\/$)(?:\/?\w+)+$”, “/”)
任意の文字列を連結させる
実行前:/bbb/ccc/ → 実行後:https://www.aaa.jp/bbb/ccc/
この方法でドメインとhttpsがついているURLにすることが出来ます。
構文
CONCAT([連結したい文字列1], [連結したい文字列2])
例
CONCAT(“https://www.aaa.jp”, ページ)
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